わたしが住む中国湖北省の武漢には、桜の名所として知られ、2017年の中国大学ランキングでは第6位に選ばれた【武漢大学】があります。
武漢大学
武漢大学(略称:武大(ウーダァ))は、湖北省武漢市に位置する総合大学です。
1893年に創立された自強学堂が前身となり、1928年に正式に国立武漢大学と名称が制定されました。
中国で最も歴史のある名門大学の1つです。
噂ではよく
「桜がキレイ」
「中国の古典的建築物と洋式が混在した建物が美しい」
といった事を聞いていました。
武漢に住んで1年が経つ今、ようやく武漢大学に行く機会がありまりしたので、どれほどまでに美しいのかをこの目で確かめてきました!
ということで今回は、「武漢大学は噂通り本当に美しい大学なのか?!」について書きたいと思います。
動画もアップしましたので、もし良ければご覧ください。
ここがすごいよ!武漢大学!
立地条件が憎い!!
武漢大学は、都心の最寄り駅から約2km離れた場所に位置し、駅から歩くと約25分掛かります。
キャンパスは「東湖」のほとりに位置し、また、キャンパス内には「珞珈山(Luojia Mountain)」という118.5mある山が存在します。
東湖
東湖(とうこ、中国語: 东湖、英語: East Lake)は湖北省武漢市にある、中国で都市部にある湖としては国内最大の湖です。
「武漢東湖風景区」と称され、面積は約73km²あり、その内水面部分は33km²あります。
※ 武漢東湖風景区は、中国国家5A級観光地、全国文明な景勝地モデル、国家重点景勝地のことです。
《東湖》
《珞珈山》
キャンパスは、都心部にありながらたくさんの自然に囲まれた、避暑地のようなマイナスイオン放出の癒されロケーションだった!
桜並木がお見事!
桜並木は、約200mの通りに1000株以上の桜が植えられ、花見の季節には多くの人が訪れる桜の名所です。
〈武漢大学の桜の由来〉
1939年に日本軍が侵略した際、武漢大学の学生寮は傷兵の療養所となりました。
傷兵のふるさとを恋しく思う気持ちを緩和するため、日本から桜の木が寮の前に移植されたといわれています。その後、桜は老朽化し一新されたそうです。
現在ある桜の木は、1972年の日中国交正常化のお祝いとして、田中角栄元首相が中国の周恩来元首相に贈った1000本の一部になります。
1982年の日中国交正常化10周年には、日中友好協会と西陣織株式会社からお祝いに100本のしだれ桜が贈呈されました。
また、1992年の20周年記念には、広島中国株式会社内の中国湖北朋友会の砂田寿夫さんから200本の桜の苗木が贈られたそうです。
訪れたのは夏だったため桜の花は見れなかったが、並木道の緑葉が生い茂る様子は圧巻!!
学生寮の階段が恐ろしいくらいに美しい!
〈老斎舎〉
老斎舎は、1931年9月に竣工された武漢大学で最も古い学生寮です。キャンパス内の早期建築物の1つにもなっています。
巧みに設計された建物は、4棟の宿舎で構成され、3つのアーチ型の門が一体となっています。
建物全体がグレートーンでまとめられ、重厚でエレガントな趣があります。
こんなに美しい階段を今までに見たことがない!
階段の空間だけトキが止まったような、異空間に来たような錯覚を覚えました。もし恋愛ドラマで大学をロケ地とするなら、この老斎舎の階段を使って欲しい!と思うほどロマンチックな階段です。
まとめ
抜群のロケーション、春の桜並木、学生寮の壮観、これだけ魅力の詰まった大学は、中国一美しいと称されるのも頷けました。
こんなに美しい大学で青春時代を送れたら、全てがキラキラ輝いた思い出になるのでしょうね。
武漢を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください!
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