【オーストラリアのリメディアルマッサージの仕事】3店舗で働いた経験者が語る業界の実態

ピンクの花の咲いた野原に寝転ぶ女性 オーストラリア

オーストラリアに語学留学、またはワーホリをするとき、気になることはやはり「現地でどんな仕事ができるのか」だと思います。私も渡豪する前はそうでした。

一般的にはジャパニーズレストランなどの飲食店でアルバイトをする人が多いです。

私はシドニーに語学留学中、飲食店のアルバイトを1日だけ経験したことがあります。そのときに自分には向いていないことがわかり、次のワーホリでは何か違う仕事がしたいと思っていました。

そして見つけたのがマッサージのお仕事です。

実際にワーホリ中にマッサージの仕事をすることができたのですが、やってみたからこそわかったことがいくつかあります。

今回は、マッサージのお店3店舗で仕事をしてわかった、オーストラリアのマッサージの仕事事情をご紹介します。

私の個人的見解によるものなので、全て正しいとは限りません。参考程度にきいてください。

オーストラリアのマッサージ店の系統

オーストラリアのマッサージ店は、大きく分けて「正統派」と「アジア系」の2つに分かれます。

正統派は、オーストラリア人が経営している、スタッフが主にローカルの人(オーストラリア人)のお店。

アジア系は、中国人や日本人が経営している、スタッフがアジア人(タイ人・中国人・日本人)のお店。

日本人がオーストラリアで仕事を探していてよく目にするマッサージ店の求人は、主にアジア系のお店です。

この2つのお店の大きな違いは、働いてるスタッフが、オーストラリアで認定されているマッサージのDIPLOMA(修了証書)保持者かどうか、だと思います。

オーストラリアの正統派のマッサージ店で働くことは可能?

男性のヘッドマッサージをしている女性

働くことは可能だと思いますが、必要とされる条件が厳しいので、学生ビザやワーホリビザで来ている人にはなかなか難しいと思います。

こちらは、ローカルの人が職探しで使う「SEEK」という求人サイトにのっていたRemedial Massage Therapist(リメディアルマッサージセラピスト)の募集要件です。

To be the successful candidate you must…

  • Be reliable, friendly, caring and enthusiastic about your work
  • Have a DIPLOMA in Remedial Massage
  • Have current Association membership and insurance
  • Live within 30 min from Kingscliff and have a reliable car

日本語訳

応募者に求める条件

  • 信頼できて、フレンドリーで、思いやりがあり、仕事に熱心な人
  • リメディアルマッサージのDIPLOMA(修了証書)を持っている人
  • 現在のマッサージ協会の会員資格を持ち、賠償責任保険に加入している人
  • 通勤30分以内で、使用できる車がある人

正統派の多くのお店では上記のような条件が求められ、特にDIPLOMAや協会の会員資格、保険加入などの条件を満たすのは難しいと思います。

オーストラリアでアジア系のマッサージ店で働くことは可能?

花がささった4つのガラスの花瓶

こちらは可能です。

私は実際にアジア系のマッサージ店で働きました。

なぜアジア系のマッサージ店なら働けるのか?

アジア系のマッサージ店なら働ける主な理由に、これらのことがあげられます。

ビザについて

ほとんどのアジア系のマッサージ店は学生ビザやワーホリビザの人を積極的に雇い入れています。そのため、ビザの残り期間が極端に少ないなどを除けば特に問題はありません。

リメディアルマッサージのDIPLOMAの有無

アジア系のマッサージ店でDIPLOMAの有無を問われることはほぼありません。私はアジア系のマッサージ店の面接を何度も受けましたが、一度も聞かれたことがないです。

経験の有無

こちらは多少、仕事をもらえるかどうかに関わってくるところだと思います。未経験者でも研修期間を設けて受け入れてくれるお店もあれば、経験者のみのお店もあります。こちらはお店のスタイルやオーナーの許容範囲によるところが大きいです。

オーナーの尺度

オーナーにより、お店のスタイルが違います。例えば、若くて見た目が可愛い女性ばかり雇うオーナー、日本人は真面目に仕事をしてくれるという理由で、日本人ばかり雇うオーナー、また、マッサージの技術をきちんと評価して雇うオーナーなどです。

そのため、未経験だけど見た目がかわいいという理由で雇ってもらえる女性もいれば、マッサージの技術はあるのに、年齢が高いという理由で断られる女性もいます。

良いオーナーにめぐり会えば、ワークビザを出してくれる可能性もあります。実際に私が働いていたお店のオーナーは、長く働いていた日本人女性と中国人男性のワークビザの申請をしていました。

オーストラリアのアジア系のマッサージ店の3つのタイプ

白い花を持ち庭に座る女性

アジア人オーナーのマッサージのお店は大きくこの3つのタイプに分かれると思います。

完全ノンセクシャルのお店

完全ノンセクシャルのお店は、性的なサービスを一切行わない、100%純正なマッサージのみ施術するお店をさします。

アジア人オーナーのマッサージ店では、完全ノンセクシャルなお店を探すのは、少し難しいです。なぜなら、次に紹介する2つのタイプのお店が多いからです。ですが、このようにきちんとしたお店もありますので、運良く純正のお店で働くことができる可能性もあります。

ノンセクシャルをうたいながら実はグレーのお店

オーナーや働いているスタッフの表向きの主張は、このお店は「ノンセクシャル」だといってはいるが、実は完璧にそうとも限らないお店が、こちらのグレーのタイプです。

この種類のお店が、アジア系マッサージ店の中では多いような印象があります。

グレーのお店で働く場合、色々と注意しなければならないことがあるのですが、長くなってきたので、それはまた別の記事に書きたいと思います。

完全セクシャルのお店

完全セクシャルなお店は、働いている側も客側もセクシャルのお店だと認識しているお店をさします。

私はこのようなお店で働いたことがないのですが、職場と同じビルにこのタイプのお店があったので、実在することは確かです。

オーストラリアで正統派(完全ノンセクシャル)のお店の探し方

ラベンダーの側で仰向けに寝る黄色い服を来た女性

こちらに正統派(完全ノンセクシャル)なお店を探すときのポイントをご紹介します。

お店のホームページ

お店のホームページを見ると、そのお店がきちんとしたお店かどうかをなんとなく見極めることができます。

例えば、トップページにセクシーな女性の画像が使われていたり、スタッフ紹介のページでポージングをとるスタッフの顔写真が並んでいるようなお店は注意が必要です。

清潔そうな印象を受けるホームページのお店を選ぶようにすれば、正統派に当たる確率が上がると思います。

しかし、求人広告によっては、店名がのっていない場合がありますので、問い合わせのときに店名を確認し、事前にホームページを確認したほうがいいと思います。

お店のロケーション

私は、マッサージのお店を探すとき、お店のロケーションがすごく大事だと思います。なぜなら正統派のお店には以下のようなロケーション上の特徴があるからです。

ショッピングセンター内

シティなどにあるショッピングセンター内にあるマッサージ店はほぼ間違いなく正統派のお店です。来るお客さんは会社員が多く、変な客はほとんど来ません。

高級住宅街

高級住宅街のメイン通りに面したお店は、正統派のお店の確率が高いです。ただし、高級住宅街でも少し路地に入るような場所にあるお店は注意が必要かもしれません。

お店の施術部屋

お店に面接に行ったときに、お店の中の様子を見ることができると思います。そのときに、注意して見て欲しいポイントがこちら。

施術部屋が個室タイプかカーテンで仕切られているタイプか

個室タイプの場合は、警戒したほうがいいかもしれません。全ての個室タイプのマッサージ店がグレーもしくはセクシャルのお店とも限りませんが、マッサージをするのに、個室である必要はありません。

少なくとも私が見てきた正統派のお店は、全てカーテンで仕切るタイプの施術部屋でした。

最後に

オーストラリアで仕事を探すのは簡単そうで意外と大変です。私のような飲食店が苦手な人は特に残りの選択肢に限りがあります。

また、シドニーは求人がたくさんありますが、ブリスベンは少ないという、場所によっても難しさが変わります。

マッサージのお仕事は一つの選択肢として良いと思います。正統派のお店なら、女性だけでなく、男性が働けるお店もありますので、チャンスがあればぜひ挑戦してみてください。