中国の湖北省武漢に住んでいるとき、よく通った雑貨店があります。
その雑貨店の名前は「MINISO/メイソウ/名創優品」です。
店舗には「MINISO/メイソウ/名創優品」と3種類の表記があり少々ややこしいのですが、個人的には、海外向けに「MINISO」、中国人向けには「名創優品」、そして日本ブランドを意識してカタカタ表記の「メイソウ」だったのかなと思いました。
ミニソーと名創優品、どちらも、どこかで聞いたことがあるような名前ですよね。
わたしは、この名前からあの大型100円ショップの「ダイソー」や有名雑貨店の「無印良品」を連想しました。
また、ロゴのデザインがユニクロにそっくりなのも偶然ではないような気がします。
実際にMINISOはこれらの日本ブランドを意識して作られた会社なのでしょうか。
今回はこちらの雑貨店、MINISO(メイソウ)のご紹介です。
MINISO メイソウ 名創優品
MINISO(メイソウ)(以下、MINISO)は、2013年に日本人デザイナーの三宅順也氏と中国の企業家 葉国富氏により設立された、東京に本社を置く会社です。
同年9月に中国に進出し、その後、世界に市場を広げ、わずか3年で1,000店舗以上オープンしました。
ブランドのコンセプトは「シンプル、ナチュラル、ハイクオリティ」と「自然、ありのまま、本質回帰」です。
製品デザインの80%を日本、韓国、スウェーデン、デンマークなど、国際色豊かなデザイナーが手がけています。
引用:MINISO
全世界での店舗展開
引用:MINISO
HPの写真から、こんなにも色々な国に展開していることに驚きましたが、個人的に一番気になったのは、日本とオーストラリアでも出店されていることです。
日本では、池袋、渋谷区宇田川、高田馬場などに、オーストラリアでは、シドニーの中心街(city)、ボンダイジャンクション(Bondi Junction)、チャッツウッド(Chatswood)などにあるそうです。
日本のお店は行ったことが無いのですが、オーストラリアのほうは以前住んでいたときに、もしかしたら知らずに入っていたのかなと思い、不思議な気持ちです。
意外なプロモーションビデオ
武漢にあるMINISOのお店の前にはモニターが設置され、そこにはいつも同じプロモーションビデオが流れていました。
そのPVに出演していたのが、あの元格闘家 須藤元気さん率いるダンスパフォーマンスグループ「WORLD ORDER(ワールド・オーダー)」です。
すごく意外な組み合わせで、ワールド・オーダーが国際的に有名なのかなとも思いましたが、変な違和感を感じました。
MINISOのおすすめ商品
MINISOの商品は、一部例外もありますが、ほぼ10元で売られています。
ここにMINISOのおすすめの商品をご紹介します。
文房具
文房具は、本当にかわいい商品が多く、特にノートがおすすめです。A4サイズのノートは学校の勉強用に、その半分のA5サイズのノートはメモ用にと、よく購入していました。
電化製品
商品によっては10元以上するものもありますが、それでもリーズナブルなお値段で便利な商品がたくさん出ています。
全て購入して試したわけではないのですが、印象に残っている商品は、スピーカー、パソコンのキーボート、卓上扇風機、ポータブル充電器などです。
デザインは基本的にシンプルで洗練されたものが多いのですが、一部ムーミンのイラストが使われていたりと、トレンド感もありました。
フォーク、ナイフ、スプーン
キッチン周りの小物も揃っているので、わたしは中国に住み始めたころ、こちらでフォーク、ナイフ、スプーン一式を揃えました。スーパーで売っているものよりも手頃な値段でデザインもオシャレなので、いい買い物ができたと思います。
スナック類
日本のダイゾーのように、お菓子類や飲み物も置いてあります。わたしがMINISOでよく買っていたのは「ドライフルーツ」です。特にマンゴーとミカンが好きでした。
スリッパ、サンダル類
スリッパって意外と重要だったりしませんか。わたしは部屋履き用に良くMINISOのスリッパやサンダルを使用していました。
MINISOのスリッパは、特に女性にとっては気の利いた商品が揃っていたと思います。サイズ感、デザイン、お値段、全てのバランスがよかったです。
ポーチ類
MINISOのポーチを手に取ったときは驚きました。作りが本当にしっかりしていて、高見えすると思いました。
気に入ったので自分用と友達のお土産用に購入したほどです。
まとめ
MINISOという雑貨店を中国で見つけたとき、実は100%日本のブランドだと思って買っていましたが、その後、ネットで色々調べていくうちに、どちらのブランドか分からなくなりました。
実際に商品はおしゃれで気の利いたものが揃っていますし、また、中国に住んでいたとき、MINISOの日本っぽい雰囲気に癒やされたのも確かなので、個人的にはどちらの国のブランドかは大した問題ではないかなと思いました。
武漢にはダイソーがあまり普及していません。
そのため、ダイソーで売っているような商品が欲しくてMINISOに行っても、そもそもブランドのコンセプトが違うので、無いことの方が多かったのですが、MINISOに行って日本ぽい商品を見ているだけでも気持ちが満たされました。
日本の商品に飢えていたわたしにとってMINISOは、癒やしの意味も込めて有り難い存在だったなと思います。
プチプラなコスメや香水なども売っているので、中国に訪れた際は、お友達へのお土産にもおすすめな雑貨店です。
中国のMINISOの店内の様子はこちらの動画をご覧ください。