武漢の朝ごはん!【熱乾麺】で有名なお店「蔡林記」に行ってみた

asian-girl-eating-noodle 武漢

中国の朝ごはんというと、お粥や揚げパンなどが有名だと思いますが、ここ武漢には朝ごはんとして地元民に愛されている「熱乾麺」(ねつかんめん)というソウルフードがあります。

 

武漢の朝ごはんといえば熱乾麺というほど武漢を代表する小吃(シャオチー)なんです。

小吃(シャオチー)

中国語小吃 xiǎochī
英語snack

小吃とはお店や屋台で食べる中華の一品料理やデザートのことです。

武漢では街のあらゆる所に屋台があり、小腹が空いたときの軽食として、臭豆腐や水餃子、羊の串焼きなどの中国B級グルメを楽しむことができます。

 

熱乾麺は通常、街の小さな軽食屋さんか屋台で売られています。

お店には大体「热干面」という看板が出ているので、こちらが目印になります。

reganmian-restaurant

値段は1杯4元~5元です。(目安として65円~80円くらいです)

 

朝方外に出ると、地元のみなさんが出勤や登校の前に、熱乾麺のお店や露店に立ち寄り購入する姿を良く見かけます。

 

早いところでは朝5時くらいから開店しているそうです。

 

熱乾麺のお店はたくさんあるので、色々なお店を試して自分のお気入りを見つけるのも武漢に住む楽しみの一つです。

 

今回はこの武漢の代表的な小吃「熱乾麺」とはどんな料理なのか、また熱乾麺で最も有名な老舗店「蔡林記」に行ったレビューを書きたいと思います。

 

熱乾麺

カウンターに置かれた丼ぶりとお箸

日本語熱乾麺 ねつかんめん / ルーガンメン
中国語热干面 rè gān miàn
英語Hot dry noodles

 

熱乾麺は、茹でた麺に芝麻醤(チーマージャン)、ザーサイまたはピクルスを加えたスープなし麺のことです。

芝麻醤(チーマージャン)

芝麻醤とはすりゴマにごま油とサラダ油を加え、練ってペースト状にしたものです。

じゃぶじゃぶや担担麺などに用いられます。

わたしが良く食べる熱乾麺の麺はどちらかというと太麺でモチモチしています。

 

お好みで小口切りネギ、パクチー、大根漬け、辛いオイルなどをトッピングして完成です。

これらのトッピングはお店により多少異なり、レジ横か専用の棚に用意されています。

熱乾麺のお店にあるトッピングセット

中国五大麺

武漢の熱乾麺は「中国五大麺」の1つといわれています。

他には山西省の刀削麺、両広¹の伊府麺(イーフーメン)、四川省の担担麺、北方の炸醤麺(ジャージャーメン)が含まれます。

※1 両広とは広東省および広西チワン族自治区を指します。

中国十大麺で優勝

2013年に行われた中国十大麺コンテストで武漢の熱乾麺はNo.1に選ばれたそうです。

他には、蘭州牛肉麺、北京炸醤麺(ジャージャーメン)、山西刀削麺、四川担担麺、吉林延吉冷面、河南烩面、杭州片儿川、昆山奥灶面、镇江锅盖面がノミネートされました。

熱乾麺の誕生

麺を伸ばす中華料理店のシェフ

熱乾麺の起源ははっきり明確ではないようですが、こちらの説が一般的なようです。

 

1920年代、漢口で李包 (Li Bao)さんが麺料理のお店を営んでいました。

ある日、大変な猛暑となり麺が売れ残ってしまいました。

そこで麺が変質するのを恐れた李さんは、麺をいったん湯であげ、板の上に並べて乾かしたそうです。

しかし李さんはうっかりして板の上の油壺を倒してしまい、ごま油が麺の上にかかってしまいました。

李さんは為す術もなく麺とオイルを一緒に混ぜ合わせたそうです。

 

翌朝、李さんは前日の麺を湯でて器に盛り、その上に「凉粉」のソース(酢・ニンニク・ゴマペースト・しょうゆなど)をかけて販売しました。

その結果、熱々の香り豊かな料理となり、お客さんは争って買い求め興味津々に食べたそうです。

 

あるお客さんが李さんにこう訪ねました。

「この料理は何ていうの?」

すると李さんは「熱乾麺」と答えたそうです。

 

以来、李さんは熱乾麺を専売し、その後多くの弟子をとったというおはなしです。

蔡林記

熱乾麺のお店「蔡林記」の外観

中国語蔡林记 càilínjì

「蔡林記」は武漢にある【熱乾麺】のお店として有名な老舗の小吃レストランです。

武漢市武昌区户部巷内や各都市で支店展開しています。

 

わたしが伺ったお店は「蔡林記熱乾麺館(珞瑜路店)」です。

住所:武漢市洪山区珞瑜路726号

頼んだメニュー

《1》 热干面 rè gān miàn

武漢の熱乾麺

こちらは通常の熱乾麺です。

 

《2》 炸酱热干面 zhá jiàng rè gān miàn

武漢の炸酱熱乾麺

こちらはみそ味の熱乾麺です。

麺の上にジャージャー麺の具のようなものがのっています。

 

《3》 三鮮豆皮 sān xiān dòu pí

武漢の三鮮豆皮

三鮮豆皮は武漢で有名な小吃の1つです。

朝ごはんや小腹が空いたときの軽食として親しまれています。

薄い卵の層にもち米とサイコロ上のお肉、たけのこ等が入っています。

 

《4》 豆浆 dòujiāng

豆浆

豆浆は豆乳のことです。

中国では朝ごはんと一緒に豆乳を飲むのが習慣となっています。

 

この日に使ったお金は合計22元でした。

感想

熱乾麺は食べ慣れている分、お店により合う合わないがはっきりすると思います。

わたしとパートナーは、「熱乾麺」でいえば近所のお店の味のほうが好きでした。

 

ただ、今回頼んだ「炸酱熱乾麺」(みそ味の熱乾麺)はとても美味しかったです。

ジャージャー麺が好きな人には合う味だと思います。

ふだん熱乾麺は食べるけど、みそ味はまだというかたにはぜひ試して欲しいです。

 

この日は欲張って2人で3品も頼んだため、食べ過ぎで胃がもたれました。

それぞれが小ぶりな紙の容器に入って出てくるので、食べれるような気がしてしまうのですが、実際はどれも中身がしっかり入った重たい料理なのでかなり満腹になります。

 

お店で1時過ぎくらいに食べたのですが、夜8時になっても一向にお腹が空きませんでした。

 

熱乾麺が大好きな中国人の友達も「蔡林記」が一番!と言っていたので、地元の人にも人気なんだと思いました。

最後に

熱乾麺は日本人の間ではあまり知られていませんが、中国5大麺の1つであったり、麺のコンテストで優勝していたりと実は有名な麺料理なんですね。

そんなに有名なのに、わたしは武漢に来るまで熱乾麺の存在すら知りませんでした。

他にも中国五大麺の1つの「伊府麺(イーフーメン)」や中国10大麺の1つの「烩面(ホイメン)」など、今まで出会わなかった麺料理に挑戦してみたいです。

武漢に訪れたら、熱乾麺はぜひ試してみてください!

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