アメリカ人が語る!上級者向け日本ビジネス社会の細かいルール6つ

Business Man Adjusting Necktie 海外事情

日本人は物事を言葉ではっきりと伝えるよりも、ニュアンスで表現したり、前後の文脈から意図をにおわすなど、非言語的な表現を好む傾向があります。

日本人の間では、当たり前に理解されているこれらの習慣は、外国人からみたら理解に苦しむことも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、海外サイトより、日本で働く外国人でも見落としてしまう「日本ビジネス社会の分かりづらい表現」6つを紹介します。

アメリカ人が語る!上級者向け日本ビジネス社会のルール6つ

フォークは自分から頼まない

Two People at Japanese Sushi Restaurant
photo by Lou Stejskal

仕事関係の人と夕食にでかけたとき、テーブルの上には箸しかないことに気がつきます。そして箸を使えないのはあなただけ。しかし、多くのレストランではフォークが用意されているため心配はいりません。ただし、そこでフォークを頼むことはしないで!

日本で実際に目にするコミュニケーションは、よく間接的に行われます。ニュアンス、ジェスチャー、そして言語を伴わない行動により言いたいことを表すのです。あなたの日本人の同僚が、あなたがぎこちなく箸を持ったり、箸を見つめたり、他の視覚的な手がかりにより、困っていることに気が付くと、彼らは動き出します。

あなたがフォークを使いたかを聞き、喜んで店員に聞いてくれます。

そのため、あなたはフォークを頼む必要がないのです。ここに、なぜ頼むべきではないのかの答えがあります。日本人は言葉にしない部分から意味を見いだします。そのため、フォークを頼む行為は、意図せず、あなたが彼らの文化を学ぼうとしていないサインとみなされてしまうのです。

飲みに行ったり、ゴルフをするときでも、彼らは、あなたの性格を値踏みする機会に利用していることを、知っていましたか?

日本人はよく「いいえ」を使う

日本人は「いいえ」のときも「はい」を使うと聞いたことがあるかもしれません。実際は、日本人はよく「いいえ」を使います。それも「いいえ」と言わずに様々な方法で。

日本人が対立を避けたり、面目を保ったり、調和を保つことは、日本人が反対意見を伝える方法に影響しています。

彼らが「いいえ」を使わずに「反対」を表す方法をここにいくつか紹介します。

・ 「難しいかもしれない」と言う

・ 頭を傾けたり、歯の間から息を吸う

 「理解している」ことを示す

 問題とは無関係の代替案を提案する

 話題を変える

 無言でいる

間違ったお辞儀をするより、しないほうがまし

Japanese business men bowing
photo by Akuppa

お辞儀をすることは、日本人の行動で必要不可欠な要素です。日本人が無意識に、電話で話している相手に向かいお辞儀をしている光景を見たことがある人もいるでしょう。

しかし、正しく日本のお辞儀を実行することは、非常に複雑なことです。社会的地位、年齢、経験値、そして部署、全ての要素があいまって、お辞儀の深さ、長さが決まります。

日本人はあなたに、複雑な関係性を全て理解してもらうことを期待しておらず、お辞儀をすることを望んでいません。しかし小さくお辞儀をすることは、いいアイデアです。あなたが彼らの文化に敬意を払っていることを、彼らは感じるでしょう。

会議は意見を出し合ったり、解決する場ではない

質問:アメリカ人が会議に出席する理由と日本人が会議に出席する理由の違いは、何ですか?

答え:アメリカ人は1人~2人の人を会議に送り、あなたが知る必要があることを全て伝えます。一方、日本人は20人を会議に送り、あなたが知っている全てのことを学びます。

日本で会議は、主に情報収集のために開かれます。アイデアは議論され、そして、決定は長くて複雑な合意形成によってなされます。それは一つの会議にとどまらず、あなたがどんなに遠い場所から来ているのかも関係ありません。ただし、注意が必要!会議への試みを持たなければ、関係性を害する恐れがあるのです。

同僚の名字に「さん」を”追加”するとき、”省略”するとき

日本人と働く多くの外国人は、話をするとき、相手の名字に「さん」を付けて呼ぶように教えられます。これは、2人の関係性や社会的組織を表すために使われる数ある敬語のなかの1つです。しかし、外国人が使う「Mr.」や「Ms.」と使い方に類似点が多いなか、いくつかの明らかな相違点があります。

例えば、アメリカでは、顧客と供給者は同等の立場にあります。日本では、関係性はそれほどバランスが保たれてはいません。顧客は、より重要であると考えられています。敬意の表し方として、顧客の前で同僚の名前を出すときは、「さん」を付けずに呼ぶことが一般的です。

「さよなら」を使うとき、それはあなたの思う「さよなら」ではない

Business people shaking hands

多くのアメリカ人は、一度は聞いたことのある日本語がいくつかあります。そして、「さよなら」はおそらくそのうちの1つでしょう。しかし、「さよなら」は、多くのアメリカ人が思う意味を、そのまま正確に意味しているわけではないのです。

数年前、私の同僚が、ここではジョンと呼びましょう、「さよなら」の意味を、どうのように学んだのかを教えてくれました。

ジョンが勤める会社では、見込みのある顧客と数ヶ月の話し合いの末、両社間の取引が決まりかけていました。

最終段階での会議で、顧客はジョンに、競合他社がより安い値段を提示してきたことを伝え、ジョンに価格の見直しをお願いしたのです。

ジョンは「難しいかもしれないが、努力する」ことを伝えました。そして会議が終わり、その場を去るとき、ジョンは「さよなら」と軽い気持ちで言葉を発しました。

次の週、ジョンが価格の見直しができたことを伝えるため、顧客に連絡を入れたとき、「ジョンさん、ごめんなさい。私達はあなたが価格の見直しはできないだろうと察し、他社に決めました。」と告げられたのです。ジョンは後から知りました。彼が「さよなら」と顧客に言ったとき、顧客は、ジョンからの連絡はすぐには来ないだろうと察してしまったことを。

これでおわかりでしょう。「さよなら」は本来の意味である「さよなら」を単に意味するのではなく、「別れ」を意味するのです。

参照:businessinsider.com